平成22年度(2010年)秋季特別展
 
元興寺之七不思議
2010年10月24日(日)〜11月7日(日)総合収蔵庫3階
  元興寺の歴史については、いまだ多くの謎が残されています。
 元興寺創建の過程、五重小塔の造立目的、智光曼荼羅の原本など・・・。
 今回の展覧会では、知られているようで知られていない元興寺にまつわる不思議、未解決問題について、それを取り巻く様々な資料から検討し、新たな元興寺の魅力に迫ります。ご期待ください。
 元興寺五重大塔の部材で製作された二体の仏像
 (左)阿弥陀如来座像 (右)一刀彫大黒天像 (いずれも個人蔵)

 五重大塔は、文政年間に大規模な修理を行い、勧進の謝礼に古材を授与したとみられている。その後安政2(1855)年に、五重大塔は焼失してしまったが、約190年ぶりに部材が形を変えて元興寺の地で再会する。


【主な出陳物】 
・重要文化財 元興寺五重塔基壇出土鎮壇具
・木造百万塔 (奈良時代)
・元興寺五重大塔部材で製作された阿弥陀如来座像 (江戸時代)
・元興寺五重大塔部材で製作された一刀彫大黒天像 (江戸時代)
・元興寺境内出土番衆札
・如意輪観音摺仏(鎌倉時代)
・地蔵印佛(アルタイ仏:室町時代)
・荒神和賛(鎌倉時代)
・重要文化財板絵智光曼荼羅 (鎌倉時代初期)
・重要文化財板絵智光曼荼羅 実物大高精細赤外線画像パネル

関連イベント 「屋根裏探検」記念講演会

 ・10月24日(日)13:30〜15:00 ならまちセンター市民ホール ※元興寺から徒歩5分
  講師:光谷拓実先生(総合地球環境学研究所 名誉教授)
  「年輪年代で判明した元興寺の古材」

 ・10月31日(日)13:30〜15:00 ならまちセンター市民ホール
  講師:鈴木嘉吉先生((財)和歌山県文化財センター理事長)
  「元興寺僧房の昭和大修理」
                 屋根裏探検について こちらから

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