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よくあるご質問Q & A

 >  よくあるご質問

元興寺は、2つあるのですか?
①奈良市中院町所在の真言律宗 元興寺(極楽坊が遺る) と、 ②奈良市芝新屋町所在の華厳宗 元興寺(塔跡が遺る) があります。 つまり①は、僧坊の遺構に由来し、②は、塔の遺構に由来します。
ご本尊は何ですか?
極楽堂の本尊としては、智光曼荼羅の中の阿弥陀如来です。智光曼荼羅とは、阿弥陀如来を本尊とする極楽浄土図です。元興寺を、極楽往生を願う道場だとすると、浄土が本尊であるとも言えます。
真言律宗と真言宗の違いは?
空海を祖とする意味では、同じ真言宗ですが、鎌倉時代に戒律の普及と古寺の復興をすすめた西大寺の興正菩薩叡尊を宗祖とするのが、真言律宗です。
“極楽坊”とは、どの建物ですか?
極楽坊は、東室南階大房の馬道から東の一房を指したものでした。
その後極楽坊の 身舎を内陣にして“極楽堂”に改造され、残りの僧坊は“禅室”となりました。つまり極楽坊とは、部屋のことを指し、あえていえば極楽堂が、極楽坊本堂となります。
飛鳥時代の瓦は、どこにありますか?
極楽堂と禅室に再使用されている古瓦の丸・平瓦と、法輪館に展示しているものがあります。特にわかりやすいのは、禅室の東南隅・極楽堂の西側にある丸瓦に含まれています。
なぜ僧坊だけ残ったのですか?
元興寺にはその時代時代に様々な信仰がありました。(詳しくは、こちら薬師仏地蔵菩薩不動尊観音信仰
各時代に対応した信仰の拠点として、戦火をまぬがれ保護されてきたためだろうと思われます。

1300年つづく、はじまりの地。
奈良の国宝・世界文化遺産。