土器修復室 
 エポキシ樹脂を補填材とする土器や埴輪の保存修復を行っています。特に、過去に保存修復がなされた資料の解体修理を多く手がけています。
 土器や埴輪の解体修理は、古い補填材や接着剤を新しいものに置き換え、資料の強化を図るとともに、類例などの調査をもとに正確な復元を行うことを目的としています。
  
〜保存修復の工程をご紹介します〜
重要文化財 三重県宝塚1号墳出土舟形埴輪(所蔵:松阪市教育委員会)
1.解体作業

エックス線写真を確認しながら、
古い補填材を取り除きます。
2.展開写真

解体した埴輪の破片を展開し、
写真を撮影します。
3.復元作業
 
再び破片を接合し、
欠損部分の復元を行います。
4.修復後
 
 主な実績  
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