保存科学研究室
  わたしたちの祖先の暮らしぶりを伝える文化財は、放置すると劣化し失われてしまいます。
 これらの文化財をより良い状態で後世に残すため、様々な分析機器を使って材質分析を行い、保存のために用いる材料を調べます。
 また、より質の高い保存処理の開発を目指して研究しています。
   
 観察
携帯型マイクロスコープや電子顕微鏡を使って、文化財の表面を拡大して観察します
 分析のいろいろ
蛍光エックス線分析装置を使って、金属製文化財の材質や顔料成分を調べます
大きな文化財の場合、可搬型蛍光エックス線分析装置で、文化財を動かさずに調べます
漆膜の成分を赤外分光光度計で分析し、塗り構造を光学顕微鏡で観察します
博物館や図書館などの資料保管環境を、温湿度の測定や虫やカビの生息調査によって調査します
  主な実績
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