沿革
 西暦(元号) (おもな組織変更など) (おもな研究実績のあゆみ)
1961(昭和36) ・元興寺境内にて発掘調査室が発掘調査を実施、10万点におよぶ大量の庶民信仰資料出土
・中世庶民信仰資料調査室を設置
・文部省科学研究費により『元興寺極楽坊における中世庶民信仰資料の研究』として刊行
・国内で初めて出土木製品のアクリルアミドによる保存処理を開始
1963(昭和38)   ・木製品のEDTAによる脱色、PEG1500、PEG2000による保存処理法を開発
1966(昭和41)   ・智光曼荼羅の調査研究(~1968年まで)
1967(昭和42) ・財団法人元興寺仏教民俗資料研究所として認可(文化財保護委員会認可) ・元興寺の約10万点に及ぶ資料を一括して「元興寺奉納庶民信仰資料」とし重要民俗資料として指定を受ける
1968(昭和43)   ・『智光曼荼羅』公刊(京都新聞社出版文化賞受賞)
1969(昭和44) ・元興寺極楽堂の重要文化財智光曼荼羅の研究『智光曼荼羅』発刊事業に対し、京都新聞社より文化賞を受ける  
1970(昭和45) ・元興寺境内に研究所本館所屋完成 ・『元興寺極楽坊総合収蔵庫建設に伴う発掘調査報告書』刊行
1971(昭和46) ・日本育英会法施行令第19条第3項第7号の規定による研究所として文部大臣より指定 ・東京国立文化財研究所保存科学部や奈良国立文化財研究所平城調査部(現:文化財研究所)等の指導を受けて、組織的研究と受託事業を開始
1972(昭和47)   ・X線発生器を設置
1973(昭和48) ・研究所の財政的援助機関として“民俗文化財保存会”を設立(現:元興寺文化財研究所民俗保存会) ・出土木製品のPEG4000含浸法による処理を実施
1974(昭和49) ・埋蔵文化財の科学的保存処理施設として、文化財保存処理センター(現:保存科学センター)を設置 ・製塩用具の保存処理に脱塩処理を適用
1975(昭和50) ・所得税法施行令第215条第2号または第3号及び法人税法施行令第77条第2号令または第3号に掲げる試験研究法人として文部大臣より証明を受ける 以後2年毎更新 ・文部省科学研究費、三菱財団の助成を受け、『日本仏教民俗基礎資料集成』(1~7)(中央公論美術出版)を公刊(1980年完結)
1976(昭和51) ・文化財保存処理センターの第3次整備事業として所屋の増築並びに木器用の真空凍結乾燥装置を新設 ・『室生寺籾塔の調査報告書』『明王院碑伝の調査報告書』等刊行
1977(昭和52)   ・出土木製品のアルコール・キシレン樹脂法による処理を実施 
1978(昭和53) ・財団法人元興寺仏教民俗資料研究所寄付行為の一部変更について文部大臣の認可を受け、法人名を財団法人元興寺文化財研究所と改名
・初代理事長辻村泰圓急逝
・『東大寺二月堂修二会の研究』刊行
・第3回国際民俗学術会議大会を奈良大学と共催

・埼玉県稲荷山古墳出土鉄剣に「辛亥年」等の金象嵌115文字の銘文を発見
1979(昭和54) ・奈良県教育委員会より「不断の努力と熱意をもって、文化財の保存処理技術の研究に取り組み、本県文化財の保護及び啓蒙に多大の寄与をした」として、表彰を受ける
・大型出土木製遺物(修羅)保存処理施設竣工、本格的な保存処理を開始
・出土金属製品の保存処理に水酸化リチウム・アルコール溶液による脱塩処理開始
・大阪府三塚古墳出土重要文化財修羅の本格的な保存処理を開始(~1993年まで)
1980(昭和55) ・埼玉県知事より稲荷山古墳出土鉄剣にあたり、「我国古代史の一層の解明に貢献し、埼玉県文化の進展に大きく寄与した」として感謝状を受ける ・『日本仏教民俗基礎資料集成(元興寺極楽坊編)』全7巻の公刊を終える 
・埼玉県稲荷山古墳出土の金象嵌銘入鉄剣115字の表出に成功、保存処理を完了し埼玉県に返納
1981(昭和56) ・財団法人元興寺文化財研究所組織規定を改定 ・第5回アジア民俗学大会を奈良大学と共催
・『涅槃会の研究 -涅槃会と涅槃図ー』(綜芸舎)公刊
1982(昭和57) ・財団法人元興寺文化財研究所寄付行為の一部変更について文部大臣の認可を受け理事の定数増および副理事長を新設 ・『高野山発掘調査報告書』等刊行
1983(昭和58) ・財団法人元興寺文化財研究所組織規定を同組織規定に改定
・法人税基本通達等の一部改正に伴い、当研究所の受託事業は「実費弁償による事務処理の受託等」に該当するとして奈良税務署長の確認を受ける
・『大和郡山市西方寺所蔵一切経調査報告書』刊行
・島根県松江市岡田山1号墳出土大刀に「額田部臣」銘を含む銀象嵌を発見
1984(昭和59) ・郵政省お年玉つき郵便葉書寄付金による事業で、金属製出土遺物保存処理場を改築 ・考古遺物に存在する有機質の分析に中性子ラジオグラフィを応用 
1985(昭和60) ・大型特殊植物性遺物保存処理場増築 ・彩色資料の保存処理実施
1986(昭和61)   ・セスキカーボネートによる脱塩実施
1987(昭和62) ・日本船舶振興会補助金により文化財保存処理施設新館完成(生駒市元町) ・『日本浄土曼荼羅の研究』(中央公論美術出版)公刊
1988(昭和63) ・仏教民俗文化財の調査研究と埋蔵文化財の科学的保存処理法の研究開発に著しい成果をあげたとして、財団法人吉川英治国民文化振興会より吉川英冶文化賞を受ける ・漉嵌(すきばめ)法による文書・紙資料の保存処理開始 
1989(平成元) ・所得税法施行令第217条第1項第2号及び法人税法施行令第77条第1項第2号に掲げる特定公益増進法人として文部大臣より証明を受ける 以後2年ごと更新
・埋蔵文化財の保存処理に関し、多大の貢献があったとして棚田嘉十郎翁、溝辺文四郎翁顕彰会より表彰
・国際文化交流シンポジウム“国際文化交流―東アジアにおける民俗と文化の交流―”奈良大学と共催
・キレート剤を用いて青銅製品の錆を除去する方法を開発
・出土木製品のPEG含浸処理後の表面処理剤として従来のトリクロロエチレンに替わり、アルコール水溶液による方法の実用化達成
1991(平成2) ・財団法人元興寺文化財研究所組織規程を改定 ・『神仏習合をとおしてみた日本人の宗教的世界』刊行
1994(平成6) ・日本船舶振興会補助金により文化財保存処理施設本館増築(生駒市元町)  
1995(平成7)   ・国際文化交流シンポジウム“シャーマニズムと民族文化 ―東西文化の交流―”奈良大学と共催
・土器の保存処理開始
・脂肪酸エステル法による木製品の保存処理法の開発
1996(平成8)   ・遺物への非接触の三次元計測によるレプリカの作成 
1997(平成9) ・研究所創立30周年記念事業、郵政省お年玉付き郵便葉書等寄付金事業「元興寺文化財研究所増改築事業」完了
・元興寺が、ユネスコ世界遺産会議において『古都奈良の文化財』として世界遺産に登録
・『元興寺文化財研究所創立30周年記念論文集』公刊
・すきばめによる洋紙の修理開始 
1998(平成10)   ・三代目所長岩城隆利先生が、飛鳥寺の創建から元興寺の世界遺産登録に至るまでの通史を『元興寺の歴史』(吉川弘文館)として公刊
1999(平成11)   ・公開シンポジウム“保存科学の今そして未来”を文部省科学研究費研究成果公開発表B助成を受け、奈良大学と共催 
2000(平成12) ・文化財保護法50年を記念に、当研究所は文化財功労者として文部大臣表彰を受ける ・文化財保護法50年記念協賛事業として文化庁の後援を受け、「元興寺の復興―世界遺産への道―」を(宗)元興寺と共催
2001(平成13)   ・年報『元興寺文化財研究所 研究報告』刊行
2002(平成14) ・財団法人元興寺文化財研究所組織規程を改定
・元興寺文化財研究所民俗文化財保存会研究助成金が制度化
 ・『西大寺の版木』等刊行
2003(平成15)   ・(財)日本宝くじ協会助成金により、文化財保存・保護啓発広報車として「文化財診断車」(愛称シバラ号)及び関連機器を導入
2004(平成16) ・財団法人元興寺文化財研究所組織規程を改定し、職員の職種職制の改定を行い、研究職員・技術職員・事務職員の構成とした
・財団法人元興寺文化財研究所組織規程を改定し、管理部に総務室と情報管理室、研究部は2課を廃止し、保存科学研究室と6室を設置した
『日本における戒律伝播の研究』『桜井の版木』『台湾における道教寺廟建造物装飾彩色の技法画』等刊行
2005(平成17)   ・文化庁補助事業「平成17年度埋蔵文化財保存活用整備事業補助金」の交付を受け、公開講座「古きをまもる新しき技 ―保存科学への招待―」を全国8か所で開催
2007(平成19)   ・『元興寺文化財研究所創立40周年記念論文集』公刊
2008(平成20)    ・文化庁補助事業 「平成20年度埋蔵文化財保存活用整備事業補助金」の交付を受け、公開講座「古きをのこし・つたえる新しき技 -記録保存からデジタルアーカイブへ―」を全国4か所で開催
2012(平成24)     ・元興寺文化財研究所創立45周年記念『文化財保存・修復の半世紀』刊行
2013(平成25)  ・公益財団法人制度に基づき、内閣府より「公益財団法人」への移行認定を受け、4月1日付けで法人名称を「公益財団法人元興寺文化財研究所」と改める 同時に元興寺文化財研究所民俗文化財保存会は、研究所賛助会員制度に移行
 
2015(平成27)  ・公益財団法人元興寺文化財研究所組織規程を改定し、職員の職種職制の改定を行った  
    ※刊行図書については、こちらをご覧下さい

   沿革PDFこちら

組織図

  2017年組織図こちら

所在地

総合文化財センター 生駒分室
〒630-8304 
奈良市南肘塚町146-1

TEL:0742-23-1376
FAX:0742-27-1179
埋蔵文化財保存研究
文化財調査修復研究
保存科学研究
総合企画調整室
賛助会事務局
〒630-0257 
奈良県生駒市元町2-14-8
(大乗滝寺境内)

TEL:0743-74-6409
FAX:0743-73-0125
埋蔵文化財保存研究
(木製品保存処理部門)

総合文化財センターアクセス 生駒分室アクセス

元興寺文化財研究所TOPへ